兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題を調査した元兵庫県議で、2025年1月に亡くなった竹内英明さんについてSNSや演説でうその情報を発信し名誉を傷つけたとして政治団体「NHK党」の立花孝志党首が逮捕されました。

名誉毀損の疑いで逮捕されたのは、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者（58）です。

警察によりますと、立花容疑者は2024年12月や2025年1月、竹内英明元県議について自身のSNSや演説で「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと事実無根の情報を発信し名誉を傷つけた疑いが持たれています。

警察は立花容疑者の認否を明らかにしていません。

竹内さんは、県議会の百条委員会で斎藤知事の疑惑告発文書問題を調査していましたが、SNSなどによる自身への誹謗中傷が過熱し2024年11月に辞職。

2025年1月に自宅で死亡が確認されました。

竹内さんの妻は、6月に立花容疑者を名誉棄損容疑で刑事告訴していました。

竹内さんの妻は先ほど、「刑事告訴を出して以降、どうなるのか不安、心配もありましたが、今はほっとしおります」と心境を語りました立花容疑者逮捕を受け姫路市内の防災イベントに出席していた斎藤知事は次のように述べました。

一方、百条委員会の委員長を務めた奥谷謙一県議は「虚偽の発信や誹謗中傷の被害を受けた一人として安堵しています」「卑劣なデマや中傷を社会全体で許さないという意識を共有することが必要です」とコメントしています。