兵庫県は、県内のインフルエンザの流行が今シーズン初めて、注意報レベルに達したと発表しました。
兵庫県によりますと、県内164の医療機関を対象にした観測で、10月27日から11月2日までの1週間で、インフルエンザと診断された患者数は1カ所あたり15.27人 と、前の週からおよそ3倍に増えました。
県は、1カ所あたり10人を超えたことから、今シーズンで初めて「インフルエンザ注意報」レベルに達したと発表しました。
対象の医療機関で2025年、インフルエンザと診断された患者数は合わせて2505人で、およそ8割が15歳未満だということです。
こうした中、小さい子どもでも気軽に受けられる鼻に霧を吹きかけて接種するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」の需要が高まっています。
神戸市中央区の「みなと元町小児科」でも、連日子どもたちが 「フルミスト」の接種を受けています。
「フルミスト」は、2歳から18歳までが接種することができ、痛みが少ないことが特徴です。
注射するワクチンの場合、12歳までの子どもは2回の接種が必要ですが、「フルミスト」は1回で済み、費用もほぼ変わらないということです。
県は、手洗いや手指消毒、適切なマスクの着用など感染対策を呼び掛けています。
