
日本製鉄堺ブレイザーズ (左から)1マシュー・アンダーソン、7高梨健太、6森 愛樹(背)、9蔡沛彰、14ウルリック・ダール =大浜だいしんアリーナ= /(C)SV.LEAGUE

日本製鉄堺ブレイザーズ 10渡邉晃瑠 =大浜だいしんアリーナ= /(C)SV.LEAGUE
■両レフトがフル回転
<SVリーグ男子 第2節>
○日鉄堺BZ 3-1 広島TH(11/1)
●日鉄堺BZ 0-3 広島TH(11/2)
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男子バレーボールの大同生命SVリーグ・日本製鉄堺ブレイザーズは11月1・2日、ホーム・大浜だいしんアリーナ(堺市)に広島サンダーズを迎え、今シーズン初のホームゲームを行った。
1日の試合。
オリンピック4大会に出場したマシュー・アンダーソン(アメリカ)と、東京オリンピック代表・高梨健太(前WD名古屋)の新戦力2人が、アウトサイドヒッター(レフト)で先発し、強烈なスパイクで“競演”した。
セットカウント1-1で迎えた第3セット、広島THに先行されたが、得点8-9からアンダーソンのバックアタック、高梨のサービスエースなどで逆転し、最後はアンダーソンのスパイクでセットを奪った(25-18)。
第4セットは、蔡沛彰(ツァイ・ペイチャン=台湾)と渡邉晃瑠(こーる)のブロックなどで5-1と先行。
アンダーソンと高梨のスパイクなどでリードを広げると、最後は高梨が豪快なバックアタックを決め(25-17)、3232人の観客に今シーズン初勝利を届けた。
高梨が19得点、アンダーソンは18得点と活躍し、渡邉はブロック6本を決めた。
試合はサンテレビで中継した。
■大型補強でVめざす
1日の試合後、北島武ヘッドコーチは、
「我々のスパイカー陣が大きく機能し、真ん中のパイプ攻撃も大宅(真樹=セッター)がうまくコントロールしてくれたことで、試合を優位に進めることができました」とコメントした。
2日の試合は0-3で敗れ、開幕から1勝3敗となった。
日本製鉄堺ブレイザーズは昨シーズン7位に終わり、6位以上が進出するチャンピオンシップにあと一歩で届かなかった。
今シーズンは大型補強を行い、アンダーソンや高梨のほか、日本代表セッターの大宅真樹(前サントリー)、デンマーク代表のウルリック・ダール(前VC長野)らを獲得。
「Blazing with passion」のスローガンのもとで優勝をめざす。
(浮田信明)