
西脇工・新妻遼己(1区)が区間新記録で快走(丹波篠山市)

須磨学園 (右)池野絵莉=1区から東はる=2区へたすき(丹波篠山市)
■西脇工/1区で大差
<兵庫県高校駅伝 男子>
優勝:西脇工(2時間03分25秒=大会新)
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兵庫県高校駅伝が11月3日、丹波篠山市の大正ロマン館~篠山鳳鳴高のコースで行われ、男子40校、女子30校が競った。
レースのダイジェストはサンテレビで放送した。
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男子(42.195km=7区間)。
1区(10㎞)で西脇工のエース・新妻遼己(にいづま・はるき 3年)が28分22秒の区間新記録で快走し、2位の市西宮に2分02秒差を付けて、2区の中道琉惺(りゅうせい 3年)にリレーした。
さらに3区では遼己の双子の弟・新妻昂己(こうき 3年)も区間新記録で続き、4区・佐伯優月(ゆずき 3年)~5区・岩崎奏(かなで)~6区・岸本周真(しゅうま 1年)と首位をキープ。
アンカーの七條拓也(3年)が大会新記録のタイムでフィニッシュした。
西脇工は2年連続30回目の優勝。
全国高校駅伝でも8回の優勝を誇る。
レース後、七條はインタビューに答え、
「都大路優勝が目標。兵庫県代表として恥じない走りをしてきます」と力強く語った。
■須磨学園/全員が区間賞
<兵庫県高校駅伝 女子>
優勝:須磨学園(1時間09分16秒)
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女子(21.0975㎞=5区間)。
1区(6㎞)で須磨学園のエース・池野絵莉(かいり 3年)が飛び出し、2位の西脇工に44秒差を付けて2区の東(あずま)はる(2年)にリレー。
3区・西村美羽菜(みうな 2年)~伊藤彩由奈(あゆな 1年)も後続との差を広げ、アンカーの金子聖奈(せな 3年)がトップでフィニッシュした。
須磨学園は3年連続27回目の優勝。
5人全員が区間賞の走りを見せた。
金子は、
「全国大会のキップを勝ち取ることができて嬉しい。学年関係なく仲が良くて楽しいチームです」と笑顔でインタビューに答えた。
男女6位以上は近畿高校駅伝(11/16 奈良県宇陀市)への出場権を獲得した。
(男子/1位・西脇工、2位・須磨学園、3位・報徳学園、4位・市西宮、5位・神港学園、6位・東播磨
女子/1位・須磨学園、2位・西脇工、3位・園田学園、4位・龍野、5位・東播磨、6位・県西宮)
昨年から男女とも全国駅伝出場校の枠が広がり、都道府県代表に加えて近畿など全国11地区の代表校も毎年出場できるようになった。
近畿高校駅伝で各府県代表を除く最上位となれば、「近畿地区代表」として全国駅伝への最後のキップを手にする。
京都・都大路を走る全国駅伝は12月21日に行われる。
(浮田信明)