たつの市にある中学校では、生徒がロボット開発を通じて学校を改革しようと奮闘しています。教育や技術革新に通じるSDGsの取り組みを取材しました。
たつの市、佐用町、上郡町にまたがる組合立の播磨高原東中学校。
全校生徒23人の小さな中学校で地域の人や保護者を前に、「学習発表会」が開かれました。
生徒が関心を持って掘り下げたテーマについて紹介していく中、3年生6人全員が教育や技術革新に通じるSDGsの取り組みを発表しました。
校舎の昇降口で独特の存在感を放つのは3年生が製作に挑戦した「あいさつロボット」です。
生徒がロボットの前に立つと、、フルネーム入りの気持ちのいいあいさつが返ってきます。その秘密は「ラズベリーパイ」と呼ばれる小型コンピュータ。
顔認証機能が組み込まれていて、ロボットが全校生徒、教職員の顔を認識し、元気にあいさつをしてくれます。技術家庭科の先生とともに3か月をかけて完成させた力作です。
山間の中学校に加わったフレンドリーなIT新入生。誕生の裏には生徒会のある思いがありました。
生徒会が公約に掲げているのが、「あいさつでコミュニケーションが広がる学校」。
校内にあいさつの輪を広げるべく生徒会とロボットが汗をかいています。
生徒の思いをITで形に。ロボットがあいさつで「心の扉」を開きます。


