但馬地域に甚大な被害をもたらした台風23号から2025年で21年となり、兵庫県豊岡市で当時の街の様子などを伝える写真展が開かれています。
2004年10月20日、但馬地域を直撃した台風23号で、豊岡市では市内を流れる円山川が決壊し、7人が死亡、300棟以上が全壊するなど甚大な被害を受けました。
この経験を風化させることなく防災や減災の取り組みを後世に伝えようと、豊岡市は毎年この時期に「台風23号メモリアル写真展」を開いています。
会場の豊岡市立図書館には、街の人たちが一丸となって助け合う様子や、被害を伝える時の新聞の切り抜きなどが、25点のパネルで紹介されています。
また、市内の企業が手掛けたインテリアにもなる防災バッグなどのグッズも並び、日頃の備えの大切さを伝えています。
「台風23号メモリアル写真展」は、10月26日まで開かれています。

