
初公開された「歳中雑記」


江戸時代の室津の旅宿に伝わる書物をもとに歴史や行事を紐解く特別展が兵庫県たつの市内で開かれています。
たつの市立室津海駅館で開かれている特別展「本陣・薩摩屋と室津の年中行事」では、民具や祭具、古文書などの資料を通して室津の年中行事について紹介しています。
参勤交代が制定された江戸時代、室津は、海の宿駅として栄え、最大6軒の本陣が置かれました。
そのうちの一つ、薩摩屋には、約1200点の古文書が伝わっていて、室津ならではの「八朔の雛祭り」について記した「歳中雑記」が初公開されています。
この他にも今回展示された初公開を含む貴重な資料からは江戸時代の室津の一端をうかがい知ることができます。