粒が大きく、上品な甘さで知られる「丹波栗」の品評会が15日、丹波篠山市で開かれました。
「丹波栗」は、大粒で甘みが強く、色つやの良さが特徴で、盆地ならではの寒暖差を生かして育てられています。
この品評会は、生産者同士が品質を競い、栽培技術を共有することで、「丹波栗」の品質向上と振興につなげようと毎年開催されています。
2025年は、丹波市と丹波篠山市で生産された7品種、78点が出品され、兵庫県の審査員が大きさや色艶、粒の揃い具合などを厳正に審査しました。
審査の結果、丹波篠山市の生産者・原喜与一さんが出品した「銀寄」が、最高賞の兵庫県知事賞に選ばれました。
兵庫県知事賞を受賞 原 喜与一さん
「栗栽培を始めて12年になるんですけど、初めてこんな名誉ある賞をいただきまして、大変うれしく思っております。大きさ、艶、味、できるだけ厳選してお渡しするようにしているんですけど、そのあたりを感じていただければうれしいです」
2025年は雨が少なく、厳しい暑さの中でも、生産者の工夫により、大粒で色艶の優れた栗が数多く出品されたということです。
