西宮市の県立芸術文化センターでは、神戸を舞台に震災の記憶をたどる作品が10月11日から上演されます。
主演を務める俳優の佐藤隆太さんに作品への思いを聞きました。
西宮市の県立芸術文化センターで11日から上演される「明日(あす)を落としても」。
主演を務める、俳優の佐藤隆太さんです。
舞台は六甲山の麓の老舗旅館。
佐藤さん演じる主人公・桐野雄介は、アルバイトとして働き始めた青年・神崎ひかるの指導係となります。
やんちゃでやりたいことも見つけられないひかるに過去の自分を重ねる雄介。
かつて自身がけがで諦めたボクシングの指導を通して心を通わせていく2人。
その矢先に阪神淡路大震災が発生。
震災の記憶とどう向き合い、次の世代に手渡していくか。
30年後、雄介が語る言葉が胸に響きます。
また作品から感じたぬくもりを客席にも届けたいとしています。
地元兵庫が舞台となっている今回の作品、大の阪神ファンでもある佐藤さんに印象を聞きました。
川島海荷さんや田畑智子さん、富田靖子さんらも出演する「明日を落としても」は、11日から16日まで、県立芸術文化センターで上演される他、東京の劇場でも上演されます。

