神戸市の人と防災未来センターで阪神淡路大震で鉄道が受けた被害や復興の過程をテーマにした特別展が開かれています。
展示されているのは、阪急電鉄の車両扉。
激しい揺れが襲ったまさにその瞬間、この車両は、阪急伊丹駅に停車していました。
神戸市中央区の人と防災未来センターは、所蔵する約20万点の資料の中から震災当時の鉄道に関する33点の資料を展示しています。
会場には、震災で大きく崩れてしまった駅のホームや復旧作業の様子などが記録された写真も展示されていて被害の大きさはもちろん、鉄道を巡る住民の生活が復興していく過程を振り返ることができます。
【人と防災未来センター 朴 洸弘震災資料専門員】
「社会基盤の鉄道が機能できなくなった状況で被災者は当たり前のものの切さを考えられたようです。我々が震災の状況に直面する時に課題は何か考えていただければ」
この他、会場では、震災直後に神戸市内の駅や沿線で撮影された映像も上映されています。
この特別展は11月3日まで開かれています。
