丹波篠山市では8日、芳醇な香りが食欲をそそる秋の味覚「丹波松茸」の初競りが行われました。
午前8時前。市場に並んだのは、香り立つ風味が特長の「丹波松茸」です。
ことしは夏の猛暑が影響し生育が心配されましたが、収穫時期に雨が降ったことで、2024年より6日早く初競りにかけられました。
初競りに登場したのは、前日に収穫された大きさは6.5センチから11センチほどの8本。
競りが始まると瞬く間に価格が跳ね上がりました。
そして…あわせて263.5グラムの丹波松茸を落札したのは、市内の旅館。
価格は85万円でキロ単価で、約322万円という高値です。
料理旅館 近又 吉村規嗣料理長
「身の締まりが良くて水分量が多く香りも良くてすごくものがいい」
2025年の競りは、丹波松茸の総重量が市場史上もっとも重くなり、記録的な初競りとなりました。
