10月末から始まる酒造りのシーズンを前に新温泉町の湯村温泉で、但馬杜氏の酒造安全祈願祭が行われました。
香美町や新温泉町には、古くから出稼ぎで酒造りに携わる「杜氏」が多く、本格的な酒造りシーズンを前に毎年、良い酒ができるようにと杜氏らの健康と安全を祈って祈願祭を行っています。
この日はこの地域の杜氏らでつくる「但馬杜氏組合」の組合員や新温泉町の副町長らなど17人が出席。
護摩木を焚いた後、お祓いを受けてシーズンの安全を願いました。
但馬杜氏組合の池成均副組合長は「酒米の高温障害などで酒造りも大変だが、但馬杜氏はみんな仲間なので気軽に相談し合って頑張っていただきたい」とあいさつしました。
杜氏らは10月末ごろから酒どころ灘や京都の伏見などに出向き約半年間に渡る酒造りに従事します。
