人気歌舞伎俳優・片岡愛之助さんが座長を務める歌舞伎公演が、豊岡市の芝居小屋「出石永楽館」で9月30日から始まりました。
大ヒット映画「国宝」のロケ地にもなった豊岡市の「出石永楽館」は、近畿地方で最も古い芝居小屋です。
毎年、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが座長を務める「永楽館歌舞伎」が開かれ、ことしの公演は、30日から6日間行われます。
今回の演目は日本三大あだ討ちの一つ「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」。
愛之助さん演じる源頼朝の家臣・工藤左衛門祐経に、父を殺害された曽我兄弟があだ討ちを果たす物語です。
愛之助さんをはじめとする演者たちの躍動感あふれる立ち回りや、迫力ある演技に客席から大きな拍手が沸き起こりました。
「永楽館歌舞伎」は10月5日の千秋楽まで、11公演すべてが満席だということです。

