豊岡市立コウノトリ文化館では、放鳥20周年を記念して市民らの目撃情報などを活用した新たな展示を展開しています。
いつ、どこで、どんなコウノトリが見られたのか。
市民による目撃情報が一目で分かります。
この展示は、豊岡市で、国の特別天然記念物コウノトリを人の手で育てて増やし、はじめて野に放ってから20年を迎えたのに合わせ企画されました。
コウノトリの野生復帰に関心を持ってもらおうと、市民たちが集めたコウノトリの情報や観察記録などを多数展示。
地図や写真を交えながら出現場所に関する情報などが1週間ごとに更新される他、コウノトリの繁殖を成功させた飼育員が作った紙芝居なども並びます。
【豊岡市立コウノトリ文化館 自然解説員 泉山和歌子さん】
「市民の皆さんでデータの蓄積は毎日していたが、どうしてもそれをお見せする、還元する場所がなくて何とかこの文化館という地域の博物館で発表できないかと思っていた」
【コウノトリ市民研究所 宮村良雄さん】
「コウノトリが住むまちというのはこれからもずっと豊岡で続いてほしいと思うので
若い人に次のバトンを渡したい」
豊岡市では、2025年6月末にコウノトリが野外で500羽を超えたことが確認されています。
