高齢者の特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、三木市と神戸市の郵便局に勤める職員に警察からそれぞれ感謝状が贈られました。
三木警察署から感謝状が贈られたのは三木西自由が丘郵便局の生田佳代さんです。
生田さんは、8月26日、80代の男性が携帯電話で通話しながらATMの機械を操作していたため不審に思い、声を掛けました。
生田さんは、指定口座に送金しようとしていた男性の手続きを中断させ、被害を防ぎました。
男性は、NTTの「サカイ」を名乗る人物からサイト料金の未払いを名目におよそ30万円を支払うよう指示を受けていたということです。
長田警察署では新長田駅前郵便局の小山みゆき局長と青野江里子さん、そして、神戸海運郵便局の酢屋宏治局長に感謝状が贈られました。
青野さんは8月13日、80代の女性が「仮想通貨に1000万円投資したい」と郵便局の窓口を訪れたため詐欺を疑い、報告を受けた小山局長が警察署に通報しました。
女性は、病院で知り合ったという人物から指示されるままに携帯電話を購入し専用のアプリをダウンロード。
1000万円を送金するよう指示されていたということです。
そして、酢屋局長は8月22日、医療費の還付金を受け取ろうと郵便局へ訪れた80代の女性が「郵便局の職員から電話がありコンビニのATMで手続きしないといけないと言われている」と説明したため不審に思い、すぐに110番通報しました。
警察は、引き続き関係機関と連携して、水際対策を強化していきたいとしています。
