香美町で17日、特産の「二十世紀梨」を使ったワインの仕込み作業が始まりました。
香美町のワイン工房では、1986年から地元特産の「二十世紀梨」を使ったワインを製造しています。
17日は、香美町や鳥取県などで生産されたナシ、合わせて約10トンを使い、仕込み作業が行われました。
機械で搾り出されたナシの果汁に酵母を加え、発酵タンクで3週間から4週間かけてじっくり低温発酵させた後、アルコール度数8%で発酵を止め、ろ過を繰り返すことで透き通ったワインが完成するということです。
2025年は雨が少なかったため実はやや小ぶりなものの糖度は高く、おいしいワインになりそうだということです。
トキワ 柴崎明郎社長
「二十世紀梨というのは、さわやかな酸味とやさしい甘さが特長です。生産者の皆さんのおかげで、良いものを仕入れさせてもらいました。社員が手仕事で仕上げていきますので、ぜひ山陰の二十世紀梨の旬のうまみというものを味わっていただけたらいいなと思っています」
2025年は、スパークリングワインを含め、約1万5000本が製造される予定で、2026年1月~2月ごろ近くの道の駅やオンラインショップなどで販売されるということです。
