神戸市中央区のマンションで住人の女性が殺害された事件で、神戸地検は9月8日から、逮捕された男の刑事責任能力を調べるため、鑑定留置を始めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
東京都新宿区の会社員谷本将志容疑者(35)は、8月20日、神戸市中央区のマンションのエレベーター内で住人の女性(24)の胸などをナイフで刺し、殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと神戸地検は、谷本容疑者の事件当時の精神状態を調べ、刑事責任能力があるかどうかを見極めるために8日から鑑定留置を始めたということです。
谷本容疑者はこれまでにナイフで刺したことは認める一方、「殺意は分かりません」と容疑を一部否認しています。
また被害女性については、「全く知らない人」と供述していていて検察は、鑑定留置などの結果を踏まえて起訴するかどうか、判断する方針です。
