
(左から)村上昂輝アナ、中田良弘氏、西山秀二氏/甲子園球場

サンテレビの中継車内

◾️阪神 2-0 広島/9月7日
マジック1の阪神が勝ち、2リーグ制以降、最速のリーグ優勝を決めた。
優勝の瞬間を伝えたサンテレビの中継は、中田良弘氏と西山秀二氏が解説を務めた。
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(試合が開始)
西山氏「独特の雰囲気ですよね。(マジックが)1になると断然違う」
(0-0の2回、先頭の大山がアドゥワの初球を叩いた)
村上昂輝アナ「レフト、取ることができません。ツーベースヒット!」
西山氏「詰まり気味だが、上手く腕をたたんで、押し込んだことで、ファールにならなかった」
(木浪もヒットで続き、無死1、3塁で打席に高寺)
西山氏「歓声が凄いですね。いつも以上ですね」
中田氏「アドゥワ、久しぶりでしょ、一軍。それでこれ(阪神ファンの大歓声)でしょ(笑)」
(高寺はレフトフライ。バックホームされない)
村上アナ「タッチアップ、スタートを切りました……大山がホームに還って来ました! まずはタイガースが1点リード!」
◾️好投の才木が…
(阪神先発の才木は4回まで無失点。6奪三振)
中田氏「これだけ真っ直ぐが速かったら、甘いコースでも打てない。ましてや、追い込んだらフォークボールがあるので」
西山氏「キャッチャーもリードしていて、楽しいでしょうね」
(しかし阪神1-0の5回、先頭・石原への初球が…)
村上アナ「あっと、頭に当たりました。ヘルメットに当たりましたが、大丈夫でしょうか」
中田氏「(ボールが)抜けましたね」
(才木は危険球で退場。石原は1塁へ。急遽、マウンドに上がった湯浅がこの回を無失点に抑えた)
中田氏「(湯浅は)落ち着いてましたね」
(一方、打線は3回以降、毎回、得点圏にランナーを送るが、追加点が取れない)
中田氏「いい緊張感の中で…いいんじゃないですかね」
西山氏「この1点で勝ち切るしかないのかな、という感じがしてきた」
◾️そして歓喜の瞬間
(6回、先頭の坂本が2塁打。代打・糸原の進塁打で3塁へ。続く近本がセンターへ犠牲フライ)
村上「タイガース、貴重な追加点が入りました!」
西山氏「(糸原・近本と)出てきた人、出てきた人が、自分がやるべきことをやっている」
(投手陣は湯浅のあと桐敷→及川→石井と完封リレー)
西山氏「いいピッチャーばかりですよ、本当に。なかなか点、取れないですよ」
(9回、藤川監督の現役時代の登場曲 、LINDBERGの『every little thing every precious thing』が流れる中、岩崎がマウンドへ。小園、モンテロを打ち取り、最後のバッター・秋山の当たりはセンターへ)
村上アナ「ウイニングボールは近本が捕ったぁ! 節目の年に示した圧倒的な強さ! 猛虎が頂点まで駆け上がりました!」
(藤川監督は5回、宙に舞った)
■「我々がチャンピオン」
(湯浅明彦アナが藤川監督に代表インタビュー)
Q.今の率直な思いはーー
「いや、選手たちが強いわ(笑)」
Q.胴上げの気持ちはーー
「ファンの皆様を代表して、みんなに胴上げして頂いてるような気持ちで上がってました。最高の気持ちです」
Q.優勝までの道のり、振り返ってーー
「きのうまで、(放送席を指さして)あそこで解説していたような、それだけ一瞬で過ぎ去ったような1年で…」
Q.鉄壁の投手陣ーー
「坂本と梅野と、2人が精一杯やってくれたので、どんな投手が出ても、素晴らしい成績を残せたのはキャッチャーのおかげですね」
Q.史上最速の優勝ーー
「何が強かったか、まだ皆様に分からない。そのあたりが本当の強さだと思います」
Q.今後の戦いはーー
「我々がリーグチャンピオンです。このあとのCSは、私たちにとっては別のステージになります。リーグチャンピオンの誇りを胸に、戦っていきます」
Q.ファンに優勝報告をーー
「3月にはドジャースとカブスを倒した(笑)。これから100周年に向けて、世界に誇れる阪神タイガースにしていきましょう!」
(浮田信明)