元メジャーリーガーのイチローさんと神戸市内の高校生によるトークイベントが開かれ、イチローさんが、勉強や部活動に励む生徒たちにエールを送りました。

このイベントは、「若い世代を応援したい」というイチローさんの思いから実現したもので、子どもから大人までおよそ500人が参加しました。

イチローさんと神戸を結ぶ縁の1つが、30年前の阪神淡路大震災です。

当時、イチローさんが所属していたオリックスは、「がんばろうKOBE」をスローガンに掲げてリーグ優勝を果たし、その翌年は日本一に輝きました。

【イチローさん】

「震災がプロ4年目に起きて　神戸との関係は揺るがない 変わらないもの」

きょうは、神戸市内の高校3年生6人が登壇し、それぞれの将来の夢や日頃の悩みなどについてイチローさんにアドバイスを求めました。

【高校生】

「将来教員になりたい夢がある　何かを伝えたり 教えたりする際に気を付けていることを教えていただきたい」

【イチローさん】

「大事にしていることは自分が経験した中から言葉を紡ぐ　ひとの言葉だとばれちゃう」

日米の野球界で活躍したイチローさん直々の言葉を、高校生たちは真剣な表情で聞き入っていました。

【高校生】

「イチローさんの大切にしていることがすごく伝わってきた」

「楽しい一瞬の出来事で心に残った」

イベントの最後に、イチローさんは、「興味の扉を開けて失敗から学んで抱いている夢を形にしてほしい」とエールを送っていました。