王子公園の土地売却撤回を求めた住民訴訟 第1回口頭弁論

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  • 土地の売却に反対する神戸市民

神戸市が進める王子公園の再整備事業を巡り、神戸市民らでつくる市民団体が市に対し、土地の売却撤回を求めた裁判の初弁論が9月4日、神戸地裁で開かれました。

訴えを起こしたのは、土地の売却に反対する神戸市民149人です。

王子公園の再整備を巡っては、兵庫県神戸市が、2025年10月、新キャンパスを整備する土地として学校法人関西学院と約3・5ヘクタールの土地を譲渡する契約を締結。原告らは、都市公園法の要件を満たしていないなどとして、市に売却を撤回するよう求めています。

4日、神戸地裁で開かれた第1回口頭弁論で原告代表は「神戸市民の思い出がつまった憩いの場をなくさないでほしい」などと意見を述べました。

その後、原告らは神戸市内で報告会を開催し、今後の方針について意見を交わしました。

訴訟原告団 大野聖美 団長

「みんなが大切にしている場所をなんで大学に売るんだ。ということがよく聞かれていましたし、この運動を進めてぜひ撤回に向けて頑張っていきたいなと思っています」

次の裁判は、11月11日に開かれます。

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