9月15日の敬老の日を前に、兵庫県明石市内の小学校で、高齢者の事故防止を呼び掛けようと、子どもたちが祖父母らにプレゼントするオリジナルの反射材を製作しました。
この取り組みは明石警察署などが開いたもので、明石市立藤江小学校では、3年の児童145人が参加しました。
児童らはまず、朝や夕方に出歩く際、反射材を身に付けることでドライバーが歩行者に気付きやすくなり、事故防止につながることを学びました。
その後、祖父母らに渡す反射材のついたお守りに「車に気を付けてね」などのメッセージを書き込みました。
明石署によりますと2024年、兵庫県内では高齢者の歩行中の死亡事故が28件にのぼり、日が短くなる秋から冬は、特に事故が多くなる傾向だということです。
児童は―
「スマホを見ながら歩かないでね 気をつけてね」
Q誰に渡す
「ひいおばあちゃん」
「よっちゃんに渡す ばあちゃん。交通安全に気を付けて長生きしてほしい」
「黒い服を着ていても光るものをつけて事故に遭わないように」
明石警察署交通第一課 山沖恵巡査部長
「高齢者は朝晩の散歩などで薄暗い時間に外を歩くことが多い。その中で非常に有効になるのが反射材の着用」
児童らが作った反射材は、手紙と共に、郵送や手渡しで贈られるということです。
