神戸市の六甲高山植物園では寄生植物のギンリョウソウモドキが開花し、見頃を迎えています。
薄暗い木々の中に生えている真っ白で少し不気味な植物。
別名「ユウレイダケ」とも呼ばれる神出鬼没のこの植物は、ツツジ科のギンリョウソウモドキです。
うつむくように咲く花と白い見た目が特徴で、6月に開花するギンリョウソウに似ていることから名づけられました。
ギンリョウソウモドキは葉緑素を持たず、地中の菌から栄養を取り込んでいるということで、六甲高山植物園では2015年に初めて開花が確認されて以降、ほとんど毎年この時期に姿を見ることができます。
【六甲高山植物園 原田恵さん】
「土の中が栄養たっぷりの場所。樹木の下などで見つけていただけます。ただいま秋のお花がたくさん咲いていますので、ぜひ涼しいスポットとして足を運んでいただきたい」
六甲高山植物園によりますと、ギンリョウソウモドキの見頃は2週間程度だというこということです。
