30年前に発生した阪神淡路大震災の記憶や教訓を学び、防災について考える講演会が、姫路市で開かれました。
この講演会は、30年前に多くの人の命を奪った阪神淡路大震災の記憶や教訓をもとに災害への備えについて考えてもらおうと姫路市が企画したもので市民らおよそ230人が来場しました。
講演会は2部構成で行われ、第1部では、防災教育などに詳しい兵庫県立大学の木村玲欧教授が登壇。
災害時にSNSで広がるデマとどのように向き合うかをテーマに、正しい情報を見極める力の必要性を訴えました。
続く第2部のパネルディスカッションには、木村教授の他、サンテレビから、阪神淡路大震災当時、報道カメラマンとして被災地の取材にあたった井田和秀プロデューサーや、2024年発生した能登半島地震の被災地を取材した藤浦彩花記者が参加。
被災地で見た光景を振り返りながら、次の災害で失われる命を減らすために求められる報道の役割について語りました。
参加した人たちは震災や防災について理解を深め日頃から備えることの大切さを再確認していました。
