神戸市中央区のマンションで住人の24歳の女性がナイフで刺され殺害された事件で逮捕された男が5年前にも別の女性につきまとうなどした疑いで逮捕されていたことが関係者への取材で分かりました。
この事件は、8月20日、神戸市中央区磯辺通のマンションで住人の24歳の女性がナイフで胸などを刺され殺害されたもので、東京都新宿区の会社員・谷本将志容疑者(35)が殺人の疑いで逮捕・送検されました。
捜査関係者によりますと、谷本容疑者は被害女性について「全く知らない人です」と供述しているということですが、防犯カメラ映像などからは少なくとも事件2日前から女性の勤務先付近をうろつき物色するような素振りを見せていたことが分かっています。
また、関係者などへの取材で谷本容疑者は2020年11月にも神戸市中央区で別の20代の女性につきまとったとして県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その後、ストーカー規制法違反の罪で罰金の略式命令を受けていたことが分かりました。
捜査関係者などによりますと、谷本容疑者は2022年と今回の事件の3日前にも別の女性の後をつけマンションのオートロックをすり抜けたことが分かっていて警察は同様の手口を繰り返していた可能性があるとみて事件に至った経緯や動機を詳しく調べています。
