政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏による街頭演説で名誉を傷つけられたとして、兵庫県議会の丸尾牧議員が損害賠償を求めている裁判の第一回口頭弁論が神戸地裁尼崎支部で開かれました。
訴状によりますと、2024年の兵庫県知事選挙の期間中、政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏が、西宮市で行った街頭演説で「告発文書を丸尾も書いている」「こいつらがデマをあっちこっちで流しているからなどと発言したとしています。
丸尾議員は多数の聴衆の前で事実無根の内容を演説されたとして、立花氏に対して1100万円の損害賠償を求めています。
8月27日の初弁論では丸尾議員が意見陳述し「『お前も県民局長みたいに自殺しろよ早く早く』との内容のメールが、同じアカウントから計約1万2400通届いた」「立花氏は一次情報など確認せず、デマを流していたことは事実」などと述べました。
これに対し、立花氏は「原告が主導して行ったアンケートについて他の議員から信用性に欠けると指摘を受けている」など自分の発言に真実相当性があるなどとして訴えの棄却を求めました。
