住居侵入・傷害・ストーカー規制法違反の罪

兵庫県神戸市中央区のマンションで住人の24歳の女性が刃物で刺され殺害された事件で、容疑者の男は、3年前の事件で傷害などの罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決を受けていたことが分かりました。

谷本将志容疑者（35）は、8月20日、神戸市中央区のマンションで、会社員の片山恵さん（24）の胸などを刃物で刺して殺害したとして殺人容疑で逮捕・送検されました。

捜査関係者によりますと、谷本容疑者は2022年5月、神戸市中央区のオートロック住宅で、今回の事件とは別の23歳の女性の首を絞めて殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で逮捕されていました。

また、刑事確定記録によりますと、2022年9月、住居侵入、傷害、ストーカー規制法違反の罪に問われ、神戸地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けていたことが分かりました。

3年前　5回にわたって神戸市内の別の女性マンションに侵入

路上で見かけて一方的に好意を抱いた女性に対し、5カ月間にわたり動画撮影などを行い、住居付近をうろつくなどストーカー行為に及んだということです。5回にわたってオートロック式の女性のマンションに侵入。待ち伏せして室内に押し入り、暴行を加えて傷害を負わせ、逃げようとする女性の首を強く絞めるなどしたいうことです。