子どもたちに災害時に役立つ知識を体験から学んでもらおうと、兵庫県神戸市須磨区の小学校で防災訓練が行われました。
神戸市立神の谷(かみのたに)小学校で行われた防災訓練には、近くの児童館に通う児童およそ50人が参加しました。
この訓練は、子どもたちに日頃から防災意識を高めてもらおうと地域の防災福祉コミュニティと須磨消防署などが協力して毎年、夏休みに行っています。
煙が充満した状況をテント内で体験できる「煙体験テント」では、子どもたちが、煙を吸わないよう低い姿勢を保ちながら口を覆うことなど、避難方法の説明を受けた後、視界の悪いテントの中をおそるおそる歩き、災害時の対応を疑似体験していました。
また水道局の職員からは、災害時に給水栓として利用できる「ふっQすいせん」の使い方を学びました。
子どもたちは8月、校庭に設置されたばかりの専用の器材と蛇口を組み立て、給水袋いっぱいに水を入れていきました。
参加した子どもたちは体験を通して、いざという時に必要な知識を学んでいました。

