特殊詐欺やSNSによる投資詐欺などの被害を防止しようと兵庫警察署は14日、神戸市の商業施設と協定を結びました。
兵庫署と協定を締結したのは、神戸市兵庫区にある商業施設のイオンモール神戸南です。
協定では、詐欺が疑われる取引を発見した場合に商業施設から警察に情報を共有するほか、館内で、一斉放送を流し被害の防止につなげることなどが盛り込まれています。
県内では、2025年1月から6月末までに特殊詐欺の被害が962件被害額は約30億円確認されていて、被害額は、2024年の同じ時期と比較すると約3倍増加しています。
兵庫署の山根典靖署長は、連携を強化し特殊詐欺の被害防止に努めると考えを示しました。
イオンモール神戸南 藤田慎一ゼネラルマネージャー
「青少年の方とか幅広い方に対しての防犯で、意識を高めるお手伝いができていければいいと思います」
兵庫警察署 生活安全第一課 吉田靖課長
「住民の方や来店された方に広く情報を発信し、自己防衛力をつけていただけたらと思います」
また締結式の後、会場では、詐欺を見抜くための疑似体験会や子ども用の警察手帳が無料でつくれるコーナーが開設され親子連れが楽しみながら特殊詐欺について学んでいました。
