江戸時代後期に活躍した人気浮世絵師5人の代表作を集めた作品展が、朝来市の美術館で開かれています。
三隻の小舟を飲み込まんばかりに荒々しく逆巻く大波と、波間から見える富士山。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の1枚です。
朝来市の「あさご芸術の森美術館」で開かれている「五大浮世絵師展」では、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、江戸時代後期に活躍した5人の浮世絵師の名作75点を展示しています。
万国博覧会などを通じて、海外の芸術家らに「ジャポニズム」と呼ばれる影響を与えた浮世絵。
会場では、美人画や役者絵、それに風景画など、それぞれの分野で足跡を残した5人の表現の世界を間近で感じることができます。
この作品展は、8月31日まで開かれています。
