通報したらデジタル商品券なども 兵庫県が特定外来生物対策で初会議

  • X
  • Facebook
  • LINE

兵庫県内で農作物や樹木に深刻な被害をもたらす、特定外来生物が確認されていることを受けて、県は8日、対策本部を設置して会議を開き、地域ごとの対策の進め方や通報体制の強化について話し合いました。

「兵庫県特定外来生物対策本部」の初会合には、本部長の斎藤知事や関係部局の担当者が出席しました。

対策の対象となるのは、県内16の市や町で確認され、イネなどの作物の生育を妨げる水生植物「ナガエツルノゲイトウ」と、県内9つの市で確認され、サクラやモモなどの樹木を枯れさせる「クビアカツヤカミキリ」の2種類です。

会議では、特定外来生物が見つかった地域で必要に応じて「地域部会」を設置し、駆除や再発防止策を講じることなどが確認された他、専用のQRコードを使って目撃情報を通報するデモンストレーションが行われました。

県は今後、特定外来生物の駆除を行うボランティアの募集や、未発見の地域で初めて通報した人へのデジタル商品券の配布を検討しているということです。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。