高校生が司法書士の仕事を体験

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夏休み中の高校生が司法書士の仕事について学ぶ体験会が神戸市内で開かれました。

「一日司法書士体験」は、司法書士の仕事に興味を持ってもらい、実際に体験してもらおうと兵庫県司法書士会が開いたもので、8月7日は県内の高校生27人が参加しました。

司法書士とは、不動産登記や商業登記に関する申請手続きを行い、相続や会社設立などの相談業務を担う仕事で、国民の権利の擁護や公正な社会の実現に貢献しています。

神戸学院大学附属高校に通う周傳絆凪さん。

司法関係の仕事に興味があり、学校で配られた案内を見て体験会に参加しました。

高校生らは、はじめに相続登記の申請や相続人を決めるためのルールについて説明を受けました。

相続登記は、以前は任意でしたが、登記簿を見ても所有者が分からない土地が全国で増加していることから2024年から義務化されました。

説明の後、相続登記の申請に必要な書類作りを体験し、所定の用紙に氏名や住所、家族関係などをどう記載していくかなど司法書士からアドバイスを受けながら書類を作成しました。

周傳さんは初めて相続関係の説明図を自分で書き上げて司法関係の仕事に就きたいという思いがいっそう高まりました。

県内の司法書士は現在平均年齢が50代と高く、担い手の確保が課題となっていて、兵庫県司法書士会は今後も体験会を開催していくとしています。

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