神戸市医師会は災害直後に、開業医らが救護所で応急処置などにあたる災害時神戸メディカルチーム「D‐KOMET(ディー・コメット)」を立ち上げ、31日、発足式を開きました。
災害時神戸メディカルチーム「D‐KOMET」は、南海トラフ地震などの災害直後に病院が十分機能しなかったり、外部支援が期待できない事態などに備えようと発足したもので、神戸市医師会の開業医や看護師らでチームを編成。
行政と連携して市内の医療状況を把握し、チーム派遣します。
また救護所では、負傷者に対する応急処置のほか、治療の優先順位を決める「トリアージ」や患者の転送判断、死亡確認なども行うとしています。
31日の発足式では、堀本仁士神戸市医師会会長からチームの代表らに任命状が手渡されたあと、小川達司中央区医師会統括が活動の抱負を語りました。
神戸市医師会によると、ことし7月末現在で330人の医師や看護師、薬剤師などがチームに登録しているということです。
