【INAC神戸】新加入の吉田莉胡、「目標は2ケタゴール!」

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  • INAC神戸に加入した (左から)25大熊 環、16道上彩花、9吉田莉胡と、復帰した18戸梶有野里、17箕輪千慧 /7月18日

  • チームスローガン「ignition」をバックに語る 宮本ともみ監督(中央)

  • 左から)11髙瀬愛実、5三宅史織キャプテン

■新体制発表会見から

女子プロサッカーWEリーグ・INAC神戸レオネッサは7月18日、神戸市内で2025-26シーズンの新体制発表会見を行った。

ちふれASエルフェン埼玉から完全移籍のMF吉田莉胡(りこ 23歳)、 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから完全移籍のMF大熊環(23歳)、アルビレックス新潟レディースから完全移籍のFW道上彩花(30歳)と、ともに大宮アルディージャVENTUSの期限付き移籍から復帰したGK戸梶有野里(みのり 28歳)・MF箕輪千慧(みのわ・ちさと 22歳)の5選手が抱負を語った。

吉田は昨シーズン、リーグ4位となる56本のシュートを放ち、5得点を挙げた。

移籍の理由について、

「もっと上をめざすため、大きく環境を変えてチャレンジすることを決断した」とし、

「自分の強みは攻守にわたるハードワークと背後への抜け出し。2ケタゴールを目標に頑張りたいと思います」と語った。

大熊はGK大熊茜の姉。移籍の理由は、

「自分自身もっと成長したいのと、妹と同じチームでサッカーができること」。

「自分の持ち味の、気の利くプレーや、どんどん前に行くプレーを見てほしい」と語った。

伊賀-新潟を経て、7シーズンぶりにINAC神戸に復帰した道上は、

「ゴールに貪欲に向かうのが、いちばん自分らしいプレー。攻撃の起点になれるよう頑張りたい」と語った。

 

■気持ちを燃やす

新体制発表会見では、今シーズンからINAC神戸の指揮を執る宮本ともみ監督(元日本代表)が、チームスローガン「ignition」(イグニッション=点火・燃焼)を発表した。

「選手、スタッフひとりひとりが勝利に対して心の火を灯し、チームの火が大きくなって、観客の方々の気持ちもどんどん燃え上がってもらいたい」。

また宮本監督は目指すサッカーについて、

「失点を防ぐというより、得点をどれだけ取れるかにこだわってやっていきたい」と語った。

 

■8/10開幕戦はベレーザと

会見では、DF三宅史織キャプテンとベテランFW髙瀬愛実が、5年ぶりに黄色のラインが入った新ユニホームを披露した。

INAC神戸は、2021シーズンにWEリーグ初代女王に輝いたあと、3シーズン続けて2位にとどまった。

昨シーズン途中にパリ五輪代表・守屋都弥が海外移籍し、シーズン後、得点王のカルロタ・スアレスらスペイン人3選手が退団。

守備の要・土光真代も日テレ・東京ヴェルディベレーザに完全移籍した一方、吉田ら5選手が加入・復帰した。

8月10日の開幕戦(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 18時開始)は、昨シーズンの女王・ベレーザといきなり対戦する。

三宅キャプテンは、

「目標を優勝と掲げている以上、初戦はすごく大事。(相手が)ベレーザさんということも大事。落とせない」。

チーム在籍17シーズン目を迎える髙瀬は、

「昨シーズンはなかなか試合に関われなくて悔しいシーズンだった。ピッチ上で自分ができることをもっと増やして頑張りたい」と意気込みを見せた。

(浮田信明)

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