世界文化遺産・姫路城の三の丸広場では水路の石垣の間から、ある野菜が健気に育っているのが発見され話題となっています。
白鷺城とも言われる国宝姫路城。
三の丸広場にある小さな水路の石垣をのぞくと…。
そこには青い「トマト」の姿が。
猛暑をものともせず、硬い石垣の隙間から懸命に芽を出し、実をつけた健気な姿から、地元では「ど根性トマト」と呼ばれ話題となっています。
「ど根性」と名のつく野菜と言えば…。
2005年に相生市で発見された「ど根性大根」。
アスファルトを割ってそそり立つ姿が共感を呼び、「大ちゃん」の愛称で親しまれました。
平成から令和へと受け継がれた「ど根性」野菜。
姫路城管理事務所によりますと、鳥のフンの中に含まれていた種が芽を出した可能性があるということです。
観光客らでにぎわうお城の水路でひっそりと生きる「ど根性トマト」。
姫路城管理事務所は「実が熟しても食べる予定はなく、あたたかく見守って欲しい」と話しています。

