
ほっともっとフィールド神戸
第107回全国高校野球選手権兵庫大会は、大会12日目の22日、ほっともっとフィールド神戸(神戸市)など兵庫県内4球場で5回戦8試合が開催されました。
[明石商業―東洋大姫路]
今大会優勝候補同士による注目の一戦。明石商業は、20日の三木戦でノーヒットノーランを達成した石原大暉くん(3年)が今日も先発マウンドにあがります。
1回裏、東洋大姫路の高畑知季くん(3年)が明石商業・石原くんのストレートを捉え、ほっともっとフィールド神戸のレフトスタンド中段へ豪快なホームランを放ち先制します。
一方、明石商業は3回表ノーアウト1塁から2者連続でバント失敗。さらに6回表、東洋大姫路のエラーによって得た1アウト1・3塁のチャンスもスクイズに失敗するなど攻撃のリズムをつかめません。8回表2アウト2塁で、田渕馨くん(3年)がライトへ安打性の当たりを打ちますが、東洋大姫路の前進守備によりライトフライに倒れます。9回表は2アウトながら2・3塁のチャンスを作るも最後のバッターは三振に倒れゲームセット。
東洋大姫路は木下鷹大くん(3年)が128球で完封。兵庫県では無敗の実力を見せつけ、準々決勝へ駒を進めました。
昨年まで2年連続の夏準優勝校であった明石商業も、石原くんが初回の被弾以降は要所を締めるピッチングで東洋大姫路打線に得点を許さず、打線の援護を待ちましたが初回の1点に泣きました。
[報徳学園―夢野台]
学校創立100周年の夢野台は40年ぶりのベスト8を目指して前年王者の報徳学園に挑みました。
2回裏、報徳学園は1アウト2・3塁のチャンスを作り、中尾勇貴くん(2年)のタイムリー内野安打など3本のタイムリーヒットで4点を先制します。
報徳学園先発の澤田悠佑くん(2年)は緩いカーブを織り交ぜる的を絞らせない投球で、夢野台打線を翻弄。6回途中までノーヒットピッチング。
夢野台は6回表、2アウト2塁からセカンドへの内野安打の間に、2塁ランナー神野慶吾くん(2年)が一気にホームへもどり、ついに1点をスコアボードに刻みます。
1点を返された報徳学園は6回裏、エラーの間に1点を追加すると、澤田くんのスクイズでさらに1点を追加。リードを5点にひろげます。
報徳学園は7回から荒井創太くん(3年)が登板。ランナーを出しながらも2イニングを無失点に抑える投球。9回はエースの岡田壮真くんが3者連続空振り三振で試合を締めました。
その他、神戸国際大付、神港学園、小野、関西学院、社、三田学園が準々決勝へ駒を進めました。
準々決勝は24日に、ほっともっとフィールド神戸と明石トーカロ球場でそれぞれ2試合ずつ開催されます。
<22日の結果>
滝川二1―3神戸国際大付
県伊丹0―8神港学園(8回コールド)
明石商業0―1東洋大姫路
報徳学園6―1夢野台
小野9―3兵庫工業
関西学院4―2市川
加古川東0―7x社(8回コールド)
宝塚3―9三田学園
<24日(準々決勝)の組み合わせ>
三田学園―小野(ほっともっとフィールド神戸 10時)
報徳学園―神戸国際大付(ほっともっとフィールド神戸 13時)
神港学園―社(明石トーカロ球場 10時)
関西学院―東洋大姫路(明石トーカロ球場 13時)