西宮市の中学校で、阪神淡路大震災の教訓を地域と共に未来へつなぐ体験型の防災学習が開かれました。
西宮市立深津中学校で開かれた体験型の防災学習「深津防災フェア」には、全校生徒およそ360人のほか、保護者や地域の住民らも参加しました。
この催しは地域と関わりながら防災意識を高めようと行われたもので、阪神淡路大震災当時の消防局員による講演や、震度7の揺れを再現する起震車に乗る体験など、5つのプログラムが行われました。
毛布を担架に見立てて要救助者を運ぶ体験では、地域の住民が負傷者役となり、生徒たちが、毛布の両端を丸めて持ち手を作り、落とさないように慎重に運んでいました。
このほか、西宮市消防局の職員からはAEDの使用法や心肺蘇生法の指導を受けました。
生徒たちは、様々な体験を通じて防災意識を育むとともに、地域との交流を深めていました。
深津中学校は今後も、9月1日の防災の日や阪神淡路大震災の発生日などに合わせ、生徒たちが防災意識を高められるようなイベントを行っていくとしています。
