
ヴィクトリーナ姫路「ユース15」のセレクション /7月13日

中学生と面談する 井上愛里沙ユース15監督

セレクション参加者に説明する井上監督(背)
■井上愛里沙監督ら審査
女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路が設立した女子中学生チーム「ユース15」のセレクションが7月13日、姫路市内で行われた。
募集枠は中学1年生から3年生まで各学年7人ずつ計21人で、姫路市内などから34人が応募した。
ユース15の監督は、4月に現役引退した元日本代表・井上愛里沙さんが務める。
集まった中学生に「実力を発揮してください」と呼びかけ、チームスタッフとともに審査にあたった。
両親らが見守るなか、中学生たちはパス・レシーブ・サーブ・スパイクなど、バレーボールの基本スキルの審査を受けたあと、4チームに分かれて試合を行った。
また垂直飛びや20m走など身体能力テストも行われ、セレクションは4時間半に及んだ。
■「選手になりたい」
実技の前に、中学生たちは一人ひとり井上監督と面談した。
監督から「どうしてセレクションを受けようと思ったのですか」と問われると、「バレーボールが大好きだから」、「もっと上達したいから」、「バレーボールをする時間を増やしたいからです」などと緊張した表情で答えていた。
中には「小学生の時、ヴィクトリーナ姫路の試合を見て、選手になりたいと思いました」と答える中学生もいた。
セレクション終了後、井上監督は中学生たちに、
「勇気をもってチャレンジしてもらい感謝しています。緊張したり、気を使ったと思うので、ゆっくり休んでください」と言葉をかけていた。
■楽しみなチームに
SVリーグは参入クラブに中学生チームの設置を義務付けていて、10月にはU-15選手権大会が行われる。
ヴィクトリーナ姫路のユース15は、週2回、夜に姫路市内の体育館で練習を行い、土・日は練習ゲームやエキシビジョンマッチを行うほか、世界を知るため、海外キャンプや英語指導も行う予定。
セレクションを終えた井上監督は取材に対し、
「これから伸びていく選手もたくさんいる。楽しみなチームになりそうです」と語った。
セレクションの結果は16日に発表され、22日にチームが始動する。
(浮田信明)