

曇り止めの最新技術が用いられた保護メガネ

5年半保存可能な防災食

災害対策研究会の宮本英治代表
地震や津波対策など、最新の防災技術を一堂に集めた展示会が、大阪市内で開かれました。鹿児島県のトカラ列島近海で群発地震が相次ぐ中、日頃の備えについて聞きました。
こちらは、曇り止めの最新技術が用いられた保護メガネです。
リポート
「例えば消防士の方がマスクをして活動していると、曇ってしまいますよね。このメガネ、曇り止めがついていまして、消防や医療、工場など様々な現場で使われているそうです」
7月3日・4日、大阪市のマイドームおおさかで開かれた、「震災対策技術展」。全国の企業や研究機関、自治体などが参加し、最新の技術や防災グッズを一堂に集めた展示会で、阪神淡路大震災をきっかけに、1997年に神戸で初めて開かれて以降、全国で開かれています。
大きな揺れがあると3秒で閉まるシャッター。
陸上自衛隊が活用する備蓄食を参考につくられた5年半保存可能な防災食。
凝固剤で尿を固める簡易トイレなど、約90の企業や団体が防災への取り組みや商品を紹介しました。
群発地震が相次ぐ中、災害対策研究会の宮本英治代表に日頃の備えについて聞きました。
宮本英治代表
「これが阪神淡路大震災当時のコンビニの映像です。実は阪神淡路大震災の地震で亡くなった方の98パーセントが旧耐震基準の建物に住んでいた方。自分のお子さんが大学に入ってアパートの耐震性を確認していますか。企業は新入社員に提供するアパートの耐震性を確認していますか?」
まず自分の住んでいる家が1981年5月31日以前に建てられた旧耐震基準かどうかを確認してほしいと話します。
宮本英治代表
「家庭の防災、耐震性のある家と家具の転倒防止、これが大丈夫だったら地域の活動に入れる。終わったら家に戻って会社に出る準備をすると。その時に家族が困らないように水や食料などいろいろな備蓄をしっかりと備えておく」