
(左から)湯浅明彦アナ、岡田彰布氏 、掛布雅之氏 /甲子園球場
◾️阪神 2-1 巨人/7月1日
阪神は森下と佐藤輝明のタイムリーで2点先制。6投手のリレーで逃げ切った。
サンテレビ の中継は、掛布雅之氏・岡田彰布氏の両レジェンドが解説を務めた。
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(試合前のセレモニーで、両氏とランディ・バース氏が揃い、3氏がそれぞれバッターボックスに立った)
掛布氏「(バッターボックスに立って)甲子園の広さにびっくりした。(当時あった)ラッキーゾーンがなくなってますから」
岡田氏「バース、腹が出過ぎやね(笑)」
(試合開始の時点で、首位阪神は2位・広島と3位・巨人に3.5差)
掛布氏「しゃかりきに勝ちを考えなくていい。オールスターまで5割で戦えれば」
岡田氏「5割でゆっくり行けばいい。(本当の勝負は)8月」
■甘い勝負球
(阪神は初回、二死2塁で4番・佐藤がライトへ先制タイムリー)
掛布氏「(巨人先発・西舘の球は)甘いよね。ここで真ん中の変化球はないでしょう。ど真ん中ですもん。
今年の佐藤は、甘いボールを打ち損じることが少なくなった」
(阪神1-0の3回、一死3塁で3番・森下の打球は、前進守備のショート頭上へ)
湯浅アナ「詰まった当たり。ショート、取れない!」
岡田氏「今のはラッキーやね」
掛布氏「詰まっても(バットを)振り切っている。森下の良さが出た」
岡田氏「(巨人・先発マスクの)岸田が、(甲斐と)違うリードをしたがる。ワンナウト・サードで、3番バッターに(5球)全部、真っ直ぐは無いわ」
(5回一死、今シーズン復調した2番・中野が登場)
岡田氏「(中野は)差し込まれたポップフライがない。ポイントが良くなったんでしょうね」
(中野はライト線を破る2塁打を放ったが、後続がなかった)
◾️慌てなくても
(阪神先発・才木は、ランナーを出しながらも後続を断ち、5回無失点で降板。6回、2番手の及川が二死を取った場面で、湯浅がマウンドへ)
岡田氏「僕は(リリーフ投手をイニング途中で)あまり替えなかった。1イニング完了だった」
(湯浅の初球を坂本が叩き、タイムリー2塁打。2-1に)
岡田氏「これ、抜けたよ。こうなるんよなあ」
掛布氏「湯浅は本来のストレートからほど遠い」
(ここで阪神ベンチはレフトの前川を島田にスイッチ)
岡田氏「えっ! 次(6回)、(前川に打席が)回ってくるよ。そんな慌てることないと思うんよね。
レフトを替えるということは、レフト前にヒットを打たれるということ。それは湯浅には失礼。僕はそういう考え方だった」
(湯浅は追加点を許さず、桐敷-石井-岩崎のリレーで阪神が勝利)
■石井の復活、大きい
(試合が終わって)
掛布氏「(初回の)佐藤への攻め方の甘さ。最後まで阪神の流れにした」
岡田氏「これからのブルペン陣の使い方。1イニングに2人とか、そうじゃなしに、スッキリと行ってほしい」
掛布氏「石井の復活。すごく大きなピースが帰って来た」
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才木は6勝目。
7月2日の予告先発は阪神が大竹。巨人は井上。
(浮田信明)