
特殊な器具を使ったアコヤ貝への移植


神戸市の兵庫運河で真珠を育て、水質を浄化するプロジェクトが、市内の小学校で行われました。
このプロジェクトは、水質を浄化する能力があるアコヤ貝を使って、真珠を養殖することで、兵庫運河の水質を改善し、子どもたちに環境問題について関心を持ってもらおうと、市民グループが毎年行っていて今回で19回目となります。
プロジェクトには神戸市中央区に本社を置く大月真珠も協力。
会場の神戸市立和田岬小学校の体育館には、事前に応募した総勢およそ200人の親子連れが集まり、大月真珠の社員の指導を受けながら、メスと特殊な器具を使って直径5ミリの核と細胞を「アコヤ貝」に移植しました。
この後、参加者たちは兵庫運河に移動し、移植の終わったアコヤ貝を網かごに入れて水中に沈めていました。
育成の期間を経て、貝は11月ごろに引き上げられ、参加者たちは採れた真珠でアクセサリーを作る予定です