三木市で長年、消防や救急現場で活躍してきた車両が役目を終え、一般競争入札で売却され「第二の人生」を送ることになりました。
三木市が一般競争入札で売却するのは、消防本部が救急車として利用していた白の「ハイメディック」。
そして、消防長らが現場へ駆け付ける指揮車として使っていた赤の「クラウン」。
いずれもトヨタ製の車両です。
三木市では不要な公有資産の売却を積極的に進めていて、おととしには救急車がおよそ93万円で落札。
去年は閉校した小学校に設置されていた二宮金次郎像が、およそ60万円で落札されています。
今回出品されるハイメディックは、2015年から救急車として19万キロを走行。
通常のハイエースより室内の高さがあるのが特徴です。
救急隊員が動きやすいよう、広く確保された車内空間。
医療機器の一部はすでに取り外されていますが、患者を搬送する際に使うストレッチャーがついています。
赤のクラウンは1997年から指揮車として、およそ8万7千キロを走行。
いずれも最低売却価格は税抜き10万円。
車検はことし3月に満了していて、赤色灯や車体のロゴは取り外す必要があるということです。
三木市では6月30日まで入札の申し込みを受け付けていて、入札期間は7月31日から8月15日までで、落札者は8月18日に決まります。
