6月24日、大阪・関西万博の会場で、「はきたくなる未来の大人のおむつ」をテーマにしたファッションショーが開かれ、斬新で色鮮やかなデザインが世界に発信されました。
6月24日、大阪・関西万博のEXPOホールで開かれた「O‐MU‐TSUWORLDEXPO」。
このイベントは、おむつの着用に心理的な抵抗感をなくし、障害や排泄に悩みがあってもおしゃれを楽しめるよう、医療や福祉の専門家でつくる尼崎の日本福祉医療ファッション協会が企画しました。
代表理事の平林景さんは、2022年にフランスのパリで開かれた、車いす利用者によるファッションショーを手掛けるなど、誰でもおしゃれを楽しめる社会の実現に向けて奮闘しています。
ファッションショーでは、大手おむつ・下着メーカー8社と協力して制作されたおむつを発表。
京友禅など伝統工芸の技術を活用したものや、黒と赤のフリルがついたスカート仕様のもの。
ズボンのようなひざ丈型。
金箔があしらわれたふんどし型など、おむつの無限の可能性を感じさせる斬新で色鮮やかなデザインが数多く登場。
車いすや義足のモデルなど31人が、プロジェクションマッピングを活用した光や音の演出でランウェイを進み、会場に集まった1900人の観客の視線を集めていました。
この他、タレントのテリー伊藤さんや宇宙飛行士の金井宣茂さんのトークショーも行われ、「おむつ」の可能性について語りました。
参加者は多彩なデザインの提案を通して、「未来のおむつ」をイメージしていました。

