【ヴィクトリーナ姫路】来季もセリンジャー体制、宮部藍梨ら契約更新

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  • ファン感謝祭でのヴィクトリーナ姫路、前列右端がアヴィタル・セリンジャー監督

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■チャッチュオンも残留

女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路は6月17日、アヴィタル・セリンジャー監督(66歳)ならびに選手10名と来シーズン(2025-26シーズン)の契約を更新したと発表した。

SVリーグ元年の昨シーズン(2024-25シーズン)、ヴィクトリーナ姫路は27勝17敗で6位だったが、皇后杯では初優勝を果たした。

3シーズン目を迎えるセリンジャー監督は、オランダ女子代表監督などを歴任した“名将”。

練習も試合も常に「百%」で取り組むよう指導し、V2に降格していたチームを立て直した。

契約更新についてセリンジャー監督は、

「残留する主力選手、そして新たに加入する選手たちとともに、私たちは困難に立ち向かえるよう努力していきます」とコメントした。

またヴィクトリーナ姫路は、櫻井美樹、田中咲希、佐々木千紘、ミンニャ・オスマジック(セルビア代表)、渡邉かや、宮部藍梨(日本代表)、伊藤麻緒、足立溜奈、吉田眞奈、チャッチュオン・モクシー(タイ代表)の10選手と来シーズンの契約を更新した。

秋本美空(日本代表)、野末朋那、河俣心海(日本代表)、矢田和香、山本侑奈の5選手とはすでに来シーズンの契約を完了している。

一方、現役引退した井上愛里沙さんはユース15監督、柴田真果さんはコーチ、荒谷栞さんはフロントスタッフ、野津亜珠佳さんはマネージャーを務める。

■“女王”と開幕戦

SVリーグは6月18日、男女の来シーズンの開幕カードなどを発表した。

ヴィクトリーナ姫路は10月10・11日に、アウェイで昨シーズン優勝の大阪マーヴェラスと開幕戦を戦う(大阪市・おおきにアリーナ舞洲)。

翌週もアウェイで東レ滋賀と対戦(10/18・19、草津市・YMITアリーナ)。

開幕3週目の10月25・26日に、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)にアランマーレ山形を迎えてホーム開幕戦を行う。

来年4月までのレギュラーシーズンで計44試合を戦い、半分の22試合をホームゲームとして戦う。

全試合の日程は7月上旬に発表される予定。

■体力面で試合減少へ

またSVリーグは、女子について、来々シーズン(2026-27シーズン)から試合数を38試合に減らすなど、リーグ構成の変更を発表した。

女子の来々シーズンからの変更点は、

①現行の1リーグ制から、東西カンファレンス制に変更し、

東地区7クラブ、西地区7クラブで構成

②試合数は現行の44試合を、38試合に変更

(同地区クラブと総当たり4試合・他地区クラブと総当たり2試合)

③下位リーグとの入替戦を実施

というもの。

38試合とする背景についてSVリーグは、

「(各クラブから)体力的・コンディション的な負担を軽減したいという声、ならびに対戦相手が公平となる試合数に設定したいという声が非常に多かった」としている。

一方、男子については、1リーグ制・44試合・入替なしは変わらないが、クラブ数「12」(現行10)への拡大を目指すとしている。

(浮田信明)

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