熱中症が多発する本格的な夏の暑さを前に「職場における熱中症予防セミナー」が神戸市内で開かれました。
神戸市内で開かれたセミナーは、兵庫労働局が毎年この時期に開催しているもので、県内の事業所およそ130社が参加しました。
兵庫労働局によりますと、兵庫県内では去年熱中症で4日以上仕事を休んだ人が46人と前の年より64%増加しているということです。
熱中症の重篤化や死亡災害は初期症状の放置や対応の遅れが原因と指摘されていて、6月1日から、熱中症の疑いがある人を見つけた場合の連絡体制の整備や、重症化を防ぐための手順を定めることなどを各事業者に義務付けています。
セミナーでは、ふらつきや筋肉痛、大量の発汗などの初期症状の他、熱中症の疑いがある場合には身体を冷やして医療機関に相談するなど、迅速な対応を行うための連絡体制の整備や周知の重要性を説明していました。
セミナーは7月7日にも開かれます。
