
斎藤知事
兵庫県の斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の私的な情報が漏えいした問題を巡り、きのう、大学教授が知事ら3人を刑事告発したことについて、斎藤知事は「捜査に全面協力する」と述べました。
斎藤知事の告発文書問題を巡っては、5月、県の第三者委員会が、告発した元県民局長の私的情報を、井ノ本元総務部長が県議に漏えいしたと認定しました。
また、背景に「斎藤知事と片山元副知事の指示があった可能性が高い」と結論付けています。
この問題について10日、神戸学院大学の上脇博之教授は、井ノ本元総務部長に情報漏えいを唆したなどとして、斎藤知事ら3人を地方公務員法違反の疑いで刑事告発しています。
刑事告発を受けて斎藤知事は、11日報道陣の取材に応じました。
【斎藤知事】
「報道等では承知していますが 詳細は存じ上げていない コメントは難しいという状況ではあります 私自身はこれまで申し上げているとおり漏えいに関して指示はしていない 今後 捜査などがあれば全面的に協力していきたい」
斎藤知事は、幹部による情報漏えいの責任を取るとして自身の給与をカットする条例案を議会に提出していますが、採決は見送られ、継続審査となる見通しです。