未知の世界に挑戦する行動や実績をたたえる「植村直己冒険賞」の授賞式が6月7日、兵庫県豊岡市で開かれました。

豊岡市出身の世界的冒険家、植村直己さんにちなんだ植村直己冒険賞は今回、大阪府出身の洞窟探検家吉田勝次さんが受賞しました。

吉田さんはラオスにある人類未踏の洞窟に2019年から2024年にかけて3度にわたる探検を実施。

過酷な環境下で体調不良に見舞われながらも水中の洞窟を潜るケーブダイビングやハンマーなどの道具を駆使するなどして洞窟内を突破。

約550メートルの未踏ルートを発見したことなどが評価されました。

吉田勝次さん

「スポーツ選手とか他の分野と違って探検やっている人が社会的に評価されてあまりないんですよ日本は特に」

「洞窟探検というカテゴリーで僕が受賞したことが今後洞窟探検がもう少し注目されるのではないかと思います」

吉田さんは全国を回り洞窟探検の魅力を多くの人に伝えていきたいとさらなる意欲を語りました。