新温泉町上山高原で山開き ススキを焼いて高原を維持

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兵庫県新温泉町の上山高原で4月21日、山開き行事としてススキの草原の山焼きが行われました。

新温泉町の上山高原は、鳥取との県境に位置していて、標高およそ950メートルの高地に、ススキの草原が34ヘクタールに渡って広がっています。

山開きは、草原の保全活動を続けるNPO法人「上山高原エコミュージアム」が毎年この時期に行っていて、メンバーが山開きを宣言した後、ガスバーナーでススキに点火していきました。

山焼きは新しい草木の芽吹きを促し、高原を維持するための大切な作業で、参加者たちは放水器を背負い、延焼を警戒しながら見守っていました。

上山高原エコミュージアム 中村幸夫代表理事
「草原の復元をするために必要な作業で、春に必ず山に火入れするんです。毎年5ヘクタール程度ずつ計画的に場所を変えてやっています」

上山高原ではこれからの季節、豊かな自然の中でハイキングや登山を楽しめるということです。

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