年末の報道特番を明後日に控えた１２月２７日。
番組中に使うＶＴＲの原稿や、台本、資料などが地層のようになっていくのに耐えかねて、年末大掃除を始めてしまいました。
まるで「テスト勉強しなきゃいけないのに、ふと見た本棚のポジショニングが気になって取り憑かれたように深夜に整理を始めた中学生」のように。
時間ないのに現実逃避、状態です。
ファイルを開け、こんな事あったな…と２・３秒感慨にふけってから廃棄。ふけっては廃棄を繰り返していると、ＪＲ脱線事故で影響を受けた利用者や沿線の住民達へのインタビューメモが出てきました。ＪＲが運転を再開した日のメモには
「不通で客足が途絶えた。
亡くなった方達の事を考えると複雑だけど生活のことを考えると正直ほっとした」
という駅前の商店主のコメントや、駅から赤ちゃんを抱いて出てきた女性利用者の
「ＪＲにはいろんな意味で頑張ってくださいと言いたい」
という言葉が。
あれから半年が経ちますが、応えてくださった方達の表情がはっきりと思い出されます。
片づかなくてもこれは廃棄出来ない…。
ＪＲだけではなく、アスベスト、耐震偽装問題などが起こり「今年も大変だった」と皆が言う一年。
でも明るいニュースもあった兵庫県の一年。
２９日の「報道スペシャル２００５」で一緒に振り返りましょう。