〈7/8 広島 1-6 阪神(マツダスタジアム)〉
勝:才木
敗:床田
背中を丸めてハイタッチの列に混じる男がいた。
才木だ。
ちっちゃっ…!!
身長は189.ちょっと。
いやでかっ…!
なのにちっちゃっ…!!
「もうちょっと点取ってほしいですねー」なんて、野手に対して注文つけて底抜けに明るく笑ってた才木はどこ行った!?
まぁでも見ようによっては、ヘコヘコと頭下げてるのですら、クラスのお調子者が先生に見つかってなんとかその場をしのごうとしているようにも見える。どこかコミカルなんよなぁ才木。愛嬌は最強の武器。
才木は、先週に続いて今日も5回で降板。
それも、よく5回投げさせてもらえたな、と。4回で交代になるかと思った。
初回からピンチを招いて、4回裏には一死満塁の大ピンチ。どこへ何を投げても決まらない。相手のミスショットに助けられた。
5回114球、四球4で失点は1。
野手に勝利投手にしてもらって、願いは叶っただろうか?
きっと全然嬉しくないね。やっぱり自分でゲーム作って全部投げて、「1点あれば十分」ぐらいのこと言おうか。
こうして才木は無援護の世界に自ら戻っていってしまう。(笑)
いや戻らんといて。「7回2失点で勝利投手」ぐらいから目指そうか。
一方、カープ床田もよくない。
床田にいたっては才木より早い4回まで。
打順が回ってきたとはいえまさかの降板に、後から後から点を積んでいくタイガース。そらそうなるて。
森下、佐藤輝、大山のクリーンアップ3人ともがマルチヒット。
大山はアベレージヒッターに転向したの?(笑)
しかし今日の試合ひとつとっても、打ってる。そして何より、スキのない走塁、手堅い守り、好リリーフが当たり前になってきてる。
これらを大きく取り上げたい記者さんたちの質問に、藤川監督の言葉がどんどん短くなっていってる。
一番怖いのは緩んでしまうことだから。
なんたってまだオールスター前。
地に足つけて、さぁ、次だ。
右京さん!ナイスバッティン!
[今日のヘルナンデス]
代打一番手から目指そか。
