特殊詐欺グループのかけ子として働かせようと20代の男性を拠点となっているカンボジアに連れて行ったなどとして兵庫県警は男ら6人を逮捕しました。
国外移送目的誘拐の疑いで逮捕されたのは姫路市の無職の男(51)ら男女6人です。
警察によりますと男ら6人は2024年6月ごろ、姫路市内で当時21歳の男性に「稼げる仕事がある」などと言って、特殊詐欺グループが拠点を置くカンボジアに連れて行った疑いが持たれています。
男性は到着後に仕事が特殊詐欺のかけ子と知り、逃げられず、日本国内に詐欺の電話をかける役に従事したのち、「家族が亡くなった」とうその説明をして帰国し、警察に保護されたということです。
また、逮捕された6人のうち、男は指示役、他2人がかけ子を勧誘し現地に送り込む「リクルーター」役だったことが分かっています。
警察は6人の認否を明かにしておらず、事件に外国人が組織する特殊詐欺グループが関与しているとみて調べています。
